明治神宮は2020年に鎮座100年に
1920年に明治天皇と昭憲皇太后を祀った明治神宮。
いつ行っても、その鬱蒼とした人工林がひんやりと清らかな空気で、私たち参拝者を包んでくれます。
その明治神宮は、2020年に鎮座100年を迎えます。
原宿駅や神宮前の歩道橋などなど、オリンピックに合わせてなのか、新しく生まれ変わるという計画があります。
世界中の人で溢れることになる2020年。
神宮は、どんな姿で、私たちを迎えてくれるでしょうか?
今なら、お屋根吹き替えに自分の願いを奉納できる
昨年末、何となく1年のお礼がてら明治神宮に行ったときに、銅板奉納を募っていました。
神宮の屋根は、青緑色をしています。
<神楽殿そばの社務所につながる門:この屋根も銅板になっていました>
これ、実は、銅板で出来ていて、長年を経てそのような色になったのです。
神社仏閣の屋根には、しばしば銅板が使われることがあるそうで、2年ほどかけて、参詣者から奉納板を募って、奉納板を屋根にしようというのです。
その銅板、結構大きなもので、家族で参った場合は、家族みんなの名前や願い事を板の裏に書くことができます。
その1枚1枚が、お屋根になるんだそうです!
葺き替えは、昭和30年代以来のことと言いますから、50年に一回くらいの割合で葺き替えられ、2020年の明治神宮鎮座百年祭という記念は、またとない機会と言えそうですね。
1枚3000円の奉納金を納め、私達家族も早速願い事を奉納してきました。
神様のみもとに、私達の願いが常にあるっていうだけで、安心した気持ちで過ごせそうです。
明治神宮のみどころあれこれ
最初に目に留まるのは、大鳥居をくぐってから、暫く歩いていて右手に見える酒樽でしょう。
地元のお酒の酒樽を見つけて、懐かしい気持ちにさせられることもあるでしょうし、お神酒がもたらすパワーを感じることもできるのではないかと思います。
外国人の方は、しきりに写真を撮っておられます。きっとアートとしてのJAPANを感じられる場所でもあるのでしょうね。
因みに、大鳥居を背に、左側はワイン樽です。
本殿境内左手の夫婦楠や、右手の絵馬奉納の場所もその場所から、本殿を見た時に何とも言えない希望を感じます。
そして、運が良ければ、結婚式が境内で行われていることがあります。
私は、奉納の日に偶然遭遇!
南新門から、厳かに挙式の列が続き、それを参拝者がまるで、自分が参列しているかのような気持ちで見守ります。
銅板奉納してみて
家族が元気に暮らし、葺き替えられた屋根を観に行く楽しみが増えました。
そして、子供たちの代が、新しい家族?や友人などと、ここに奉納しに訪れ、昔話をすることがあるのかなという、新たな想像…。
私自身は、こと明治神宮に関しては、広いせいか、とても清々しい神秘的な空気をいつも感じます。
大鳥居から境内に続くまでの林は、勤労奉仕によって植樹された人工林です。
100年経って、見事に成長した林が、参道を守っている中にいるのは、不思議な感覚です。
そして、本殿の前にある鳥居を抜けると、また新たな空間が広がります。
ゆっくりと銅板奉納をしに、午前中や平日にお出かけになってみてはいかがでしょうか?
心なしか、銅板にペンを落ち着いて走らせることができるような気がしましたよ!
ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
More