緊張の理由
皆さんは、人前で話すとき、緊張で汗を滝のようにかいたことがあるでしょうか?
どうして緊張してしまうのでしょうか?
これからお話しする4つは、ナレーターの私の豊富な失敗から、緊張を分析したものです。
※これはイメージです
①自分を大きく見せたいと思う
①の多くは「誰に伝えたいか」を忘れていく人。
「自分を大きく見せたい」思いは、どーんどん膨らんでしまいます。
最もよくあるパターンは、「肩書」をとうとうと語ること。
が・・・
相手が興味を示してくれず、
我に返った瞬間から、急に「緊張」!!
一旦「肩書」を捨ててみてください。
あなたの心からこぼれ出た言葉で、語ってみてください。
②準備不足だったなと感じる
あなたが、いつも「もっと準備すれば良かった!」
と思うのは、話す直前でしょうか?
それとも、話した後でしょうか?
どう考えても、準備不足が明らかな場合は、
「話す前から、緊張が走り」ます。
話した後に、後悔するような失敗があった場合は、
「ツメが甘いと感じながらも、やるしかない」と
踏み切ってしまったとき。
この場合は、言葉は泳いで、着地できないことが多いようです。
じゃあ、どうすれば良い??
基本的に、ハプニングは起こるものと考えます。
そのときのために、あり得ないくらい資料を用意します。
経験がないなら、ない分だけ、ありったけの資料を用意する。
この用意したことによる心の安定感は、すごい。
本当に落ち着きますよ!
③体調不良がごまかせなかった
「緊張してお腹がいたい」「トイレに行きたい!」という緊急性のものは、一旦話を後回しにし…。
準備していたのに、前日から風邪を引いてしまった…。
これは、悔やんでも悔やみきれない…。
わたしは大事な受験の時に、決まって知恵熱が出るタイプでした。そして焦って悪あがきする…。
とにかくお伝えしたいのは、トップアスリートのつもりで、その日から逆算して、
徹底的に、休む勇気を持ってほしいのです。
前日「怪しいな」と思った瞬間に、スピーチの練習なぞ諦めて寝てしまったほうが、よっぽど良い結果を生みます。
因みに、緊急性のものは、誰でも経験があるのではと思います。
私は、手のツボを押したり、首の筋肉をほぐしたり。
とにかく身体の硬いところをなくしていくイメージで、あちこち動かします。
手のツボなら合谷(ごうこく)
この星印、人差し指と親指の骨の交差点。ここを親指でグーっと押さえる。
お灸をしてもいいけれど、直前は、指圧でもかなり効果があります。
ここは、血の巡りの滞りと、血圧の上昇を緩めるんですよ。
もちろん、手のひらに「人」って書いてもいいと思います。
合谷→人を書く
なんて、何とも原始的!!
やらないよりいいです。ぜひ試してみてください。
④過去の失敗経験がよみがえってしまいます
「プロだから、失敗しないでしょ?」
「緊張なんて、することないよね?」
そ・ん・な・わ・け・な・い・で・しょーーーーーーーー
逆に、緊張感がないと失敗してしまいます。
ナレーターや、ラジオDJは、凄く小さな時間の単位に言葉を瞬時に封じ込めます。
それが「他人に好きなようにジャッジされる」という何とも過酷な仕事…。
こんなことを続けているなんて、私、ドMなんではないか?笑
心臓鍛えられます。
だから、失敗を一個一個引きずっていると、心臓が足りなくなりますー笑
ここで、お酒を飲むという人もいらっしゃると思います。
一時的に、声にエコーがかかったような気持ちいいぃ感覚になります。
残念なお知らせです。
喉が腫れているだけなんですって。
リラックス効果は最高かもしれませんが、長時間は難しいので、ほどほどに…。
私の場合は、「寝る」(ふて寝ともいう)
これが一番でした。
ところで…
過去の失敗体験を覚えている方は、あなたの前にどれくらい、いらっしゃるでしょうか?
考えてみたら、そんなにいない(笑)
そう思ったら、楽になりませんか?
その中で、今日思い出した失敗…
ある番組のナレーションが急遽決まり、すぐにマネージャーとスタジオへ。
原稿があがって、ナレーション収録して放映するという作業が当日行われるというタイトスケジュールなのに、私は緊張で、数えたくないくらいNGを出しました。
帰り道…
マネージャーに、こんこんと説教されました。
「あのさ、製作費ってね、スタジオ代も含まれてるの。あなたがスタジオ占拠することって、それだけ迷惑かけるわけよ。」
・・・・
その日から、超コスパ最高なナレーターになろうと思いました。
・・・それは何年も続く至上命題です(笑)
全員に好かれようと思って話すと、
ちょっとしたことで動揺し、緊張します。
「評価のため」と思うと、緊張感が半端ないくらい襲ってくる
ただ、失敗したときに思いました。
誰のために喋ってるんだ?
どんなことがあっても、
あなたの伝えたいことを、
伝えたい人へ
一心に届けることで、どんな緊張もカバーする大きな熱意が生まれます。
素敵な言葉が、大事な人に届きますように…。
空気を吸えるって、楽です。肺活量を増やすのも良い方法ですよ↓
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声の震えも、カスレも、言葉の途切れも…
トレーニングで解消できることが、たくさんあります。
ご提供中のレッスンやトレーニングをよろしければご覧ください。
【トレーニング】
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ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
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