ランクアップ!革持ち手
布で作ったカバン、麻で編んだカバン、革手縫い…いろいろ手作りしてみて思うのは、持ち手の選び方が、カバンの雰囲気を左右するということ!
デザイン優先でいくのか、機能優先でいくのか、迷うところでもありますが、持っていて手に馴染むものはやはり出番あり!
共布の持ち手を作るのが一番手軽ですが、ここではいつもの手作りかばんがランクアップな、革持ち手の作り方を紹介します。
革がすぐに手に入らない方も、ミシンで縫える合皮や、合皮を手縫いしても同じように作れます。
長さを決定して、材料をそろえよう
お手持ちのカバンで、肩掛けのもの、手提げのもの、斜め掛けのものでご自身に合う長さをあらかじめ測っておきます。
今回の私のカバン持ち手は、40センチでギリギリ肩掛けで、ほぼ手提げという長さにしてみました。
・50×20㎝くらいの牛シュリンク革(トープ色)
・布ロープ1メートル(これは、既成の手芯、硬めのナイロンロープでも良い)
・伸びどめテープ
・方眼厚紙
・ツレデ糸(革手縫い糸などお好みで)※ツレデ糸は、織りが強い細い糸です。縫い目を強調したくないときには、使いやすいです。
・菱ぎり(穴を開けるもの)
菱目打ち(穴を開けるもの)
セフティーベベラ(本革を薄くするカミソリ)
ゴムのり(革用ボンドでもよい)
革手縫い針2本
革裁ち包丁(別たちでもよい)→詳しくは、道具について書いたページもご覧になってみてください。
トコフィニッシュ
コバコート(こげ茶と無色)
持ち手で、どうしても重なりあって厚くなる部分なので、目打ちで一度貫通させる必要がでてきます。
そして、ゴムのりの方が貼り直しがきくような気がします。
革持ち手の型紙を作る
今回は、革の本を参考にアレンジを加えて型紙を作りました。
型紙を置いて、革を断ちます。
鞄の本体に縫いつける部分は、二重になるので、5〜6センチの長さで先端の部分は荒断ちします。
道具が必要だから、ほかのもので代用したい方へ
布でも、編んだカバンでも、本体があるなら、市販の合皮や本革の持ち手を買うこともアリアリです。
そして、有難いことにそこには、下穴があいているので、必要とするものは、ボンド・革手縫い針・革用糸のみということになります。
ボンドの代わりに両面テープを貼ることでも代用できます。
傷んだカバンの取っ手を取り換える時も、そのようにしてもいいと思います。
合皮に関しては、沢山の色が市販されているので、選びやすいのはないでしょうか?
というわけで、前編は、ベースの部分をお伝えしましたが、後編は、縫ったり、塗ったりします。
仕上げを楽しみに~♥
後編はコチラからどうぞ↓
ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
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