必殺技の布たちのはずが…
私のお片づけも、30日チャレンジを超え、60日、70日と続いています。
ついこの間、マルチクロスなるものが4枚も出てきました。
どうしてこんなにあったのか…
それは…
隠していたから(笑)
布を隠していたのではありません。モノを隠していたのですよ、モノを(笑)
別名マルチカバーというのでしょうか?
この布、結構便利です。
例えば、素敵な布張りのソファーがあったなら、そこに子供が飲み物をこぼしても、カバーがカバー(笑)
特に幼いお子様がいらっしゃるお家では、汚されたら堪らない!!という家具がおありだと思います。
もしくは、汚してしまったから隠したい壁があるかもしれません。
そんな時の必殺技!!
ところで、独身時代から引越しを数えてみたら、4回していました。
ん???4枚ってことは!!
そのたびに新しいマルチカバーを買っていたということか(笑)
その家に合う布を買おうとするから、一貫性はなく、あえていうなら、色味だけが似ているという布です。
その必殺技を必殺技として使うことは、もうなく、役目を終えようとしています。
隠すものがなくなったら、一気に要らなくなったから・・・
マルチという魅惑の響き
こんな私でも、その布を素敵に使いたいなって思っていました。
「カーテンにしよっかな?」
「ベッドカバーにするのもいいわね」
「タペストリーってのはどう?」
で、一応一通りやってみました。
今卒業することになって、何でこんなにマルチクロスを買っていたのか考えてみました。
・・・・・
マルチ=何にでも使える という嬉しい響きに乗せられたとしか言いようがない(笑)
それはそれは、魅惑の響き✨
魅惑は買った時のワクワク感だけで、「とりあえず」の一時しのぎ布でしかなく…
その布をペラっとめくれば、今にも崩れんばかりのモノがありました。
マルチカバーには、正しい使い道があると思います。
それを、何倍も魅力的に使える人もいらっしゃいます。
誤解なきように補足すると「私はカバーを使うのが早すぎた」のです。
モノが減ると、覆うものとしての機能よりも、飾って彩りを与えるものとして使おうという気になったのではないかと思います。
または、ほこりが被らないように、大切にモノを守るカバーとしての役割を作ってあげられたかな…。
何のために買う布か考えてみたい
私は布が好き!
それは、どうしても買いたいという衝動そのものが強いのか、それとも、無性に作りたいものがあるのか?
正直なところ、どちらもです💦
子供の小物を縫っている時、鞄を作るとき、ミシンを踏むと、かなりストレス発散しているなと思います。寝食を忘れるほどの没頭ぶりです(笑)
これくらい家事を頑張っていたらと笑われるくらいの集中力だなって思います。
考えると、マルチクロスに限らず、布の収納もなかなか難しいものです。
ただ、何を作る布であるか?何の役割を持つために布を選んでいるのか?は、本当に大事な視点!
そして、お部屋のイメージチェンジのために布を活用したいならば、イメージチェンジに深く影響するお部屋の色や物の配置をもう一度確認したいものです。
活かす時間を作る
時間がないのに没頭し、また材料がなくて買いに行く…。
一時的には、布や材料は減り、やったーっという充実感を味わっています。
ところが、微妙に中途半端に、布が残るのですよ(笑)
これがとても厄介で、それこそ下手すると何十年も「中途半端組」が残るという悪循環です。
インテリア雑誌などを眺めながら、理想のお家スタイル考えます。でも現実と言えば、隠したいものばかり。
それで、隠すための場所に対して大き目のクロスを購入!
で、時間が無いから作らない💦
不思議なものです。
この間から片づけていると、結構時間ができるんですよ。
片づけたら、気持ちの余裕が生まれるから、布に目が向くきっかけになっています。
それこそ、要る布、要らない布がはっきりしてきます。
時間は、片づけで生まれるものなんだなっていうのが、今の実感です。
罠はワナではない
マルチクロスの罠などと書くから、持っていらっしゃる方はビックリされたと思います。
片づけていくと、活かされる方向性が明確になります。
取りあえずの便利布という扱いより、ずっと素晴らしい方向性が出てくるような感じです。
以前、アクセントウォールを作ってみた話をしました。
何にもなくなると、その壁に対する創作欲のようなものも感じたのと同じように、ストックしてある布をせっせと縫い繋ぎ作品にしてみたり、古びた作品を新しく作ったものと取り替えてみようという気になりました。
友達が来るからと、慌てて覆っていた布たちも、ここでめでたく役目を終えますが、ちょっと清々しい気分です。
活かされる方向性が見えたわけですから、ワナなんて言ってはいけないかも(笑)
ありがとよー、マルチクロスー!
というわけで、皆さまのお家でも素敵な布遣いが出来ない時には、一度、周辺の物を片づけてみることをおススメします!
もし、役目がなくなったとしても、マルチクロスがあった場所に、素晴らしい空間が出来上がっていると思いますよ。
ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
More