ナレーターが使う道具あれこれ

作者日記

スタジオに入って、ヘッドフォンして、ブツブツ・・・
こんな映像を見たことがあると思います。

仕事はかなり細分化されていて、「声優」「ラジオDJ」「アナウンサー」「ナレーター」「俳優」さんなどが、このスタジオに入ってする声の仕事です。

部屋では、割と壁ヤモニターに向かって、黙々とやります。

マルチな方も多いので、「声のタレント」という方がしっくりくるかもしれないですね。

これらの仕事で、大体の方が、共通して使うものがあります。
案外、個性が出たり、定番のものがあったりしますが、ご紹介してみますね。

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ナレーターが使う道具いろいろ

ヘッドフォン、ストップウォッチ、アクセント辞典、電子辞書(アクセント辞典が入っている)、このほか赤いサインペンが一本入るかなといったところ。

あまりお目にかからないものは、アクセント辞典でしょうか?

スタジオに行くときも、自宅録音するときも、大抵↑これらが、自分の近くにあります。
ご覧の通り、アクセント辞典は、「辞典」なので、何社かあります。

言葉を勉強するなら持っておきたい【アクセント辞典】

数年に一度、改訂されると、何となく「おぉおおお~」と声が上がります。
これだけ言葉が変化する世の中、アクセントもとても変化し、辞書が追いつかないことがあります。
変化に、どれだけ対応しているか、ついつい期待してしまう…。

電子辞書のNHK版、三省堂版を併用しています。

同じアクセントを調べても、多少の違いがあるので、確認しながら、録音していきます。

例えば・・・

「断熱材」

電子辞書のNHK版では、一つの読み方ですが、三省堂では、二つ…。(線のあるところが、音が高くなります)
三省堂の方が、ちょっと現代っ子な感じです。

一方、電子辞書は、喋ってくれるところが凄いです。(スピーカーボタンを押すと発声してくる)
英単語と一緒で、正しい日本語アクセントを機械が喋ってくれるので、再現する側は大助かり!

このアクセントを喋っているお方はどなた?(音声合成の可能性は高いですけれど)

NHK派と三省堂派はどれくらいの比率か???

日本人全員必携だった場合、どんな世の中になるのか?

すごーくくだらないことですけれど、長年気になっています(笑)

ストップウォッチは、高機能だとセミナーにも使えます

先ほど紹介した写真に写っているストップウォッチは、私が初めて買ったもの。
尊敬しているナレーターさんが使っていたというミーハーな理由で買いましたが、調子が悪くなり、現在は家用として稼働。
ピッっと音が鳴らなくて、カチっと言わないものが必須です。

ラジオの時は、ミキサーさんに勧められて、サウンドプロデューサーというものを使っていました。
これがまた優れもので、喋る時間は、全体で、あと何分あるんだろう?という計算をすることが出来たりします。
つまり、曲や、CMや時報の時間を引き算して出してくれるんです。

セミナーや講座の時には、どうしても喋らねばならない持ち時間を調べる時など、便利。

ヘッドフォンは、好み色々でしょうね。
スタジオで最も使われているモニターヘッドフォンは、コチラ↓



私は、長時間の時に耳が痛くなるので、耳に当たるところがフワフワしているのを使っています。

それすら嫌なナレーターさんは、インナータイプのものを使っているようですね。

つい最近、このフワッフワは、交換できることを知りました。
本体買い直していたから、ちょっとショック。

というわけで、ざーっといつものアイテムを書き出してみると、案外こだわりなく過ごしてきたようで、年々好みは出るもので(笑)

こういう道具が、良い時も悪い時も気持ちを盛り上げてくれていたのだな・・・と思います。

身体に馴染むほど、仕事を頂けていること…嬉しいですね。
大事に使いたいと思います。

この本文で書いたストップウォッチ、とうとう世代交代しました↓

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