一般参賀と皇居

新しい時代の始まり

「生前退位」という初めての試みでの御即位一般参賀。

※お出ましになる前の皇居正殿。後方にロープが張られ、ある程度人数が入ってきたら、ゆっくりロープが前に開けていき、参賀の人が前に進みます。

私たち家族は、結構東京駅が好きで、なじみ深い場所。
歴史的な瞬間をこの目で見たいとの家族の想いもあり、行ってきました。

いざ、一般参賀に行ってみたら、これほど明るく清々しい日もなかったのではないかと、感じるくらいの喜びに満ちた表情の人で一杯!

ところで、どのようにして参賀が行われているのか?

皇室行事として、国民に定着していますが、どんな風にして事が運ばれていくのか、お話ししてみたいと思います。

一体どれくらい人が並ぶの?

普段は観光コースとして、また身近なジョギングコースになっていますよね。
緑ゆたかで、ゆったりとした時が流れる場所。

しかしながら、乾門の一般公開、一般参賀以外は、広く公開されることはない…。

宮内庁が発表する乾門通りの一般公開は、一日平均4万人くらい、御即位一般参賀は、速報値で14万人を超えました。

皇居内で、およそ2~4万人を収容することができると言えます。

私たちは、始発で行き、午前5時過ぎに東京駅に到着しましたが、既に長蛇の列。


※皇居前広場へ渡る信号が見えるも、この列。まだこの時点では上着が必要なくらい

今回は、東京駅が詰まることを想定し、行幸通りの列が優先されたようです。
6時から順次横断歩道を渡り、皇居前広場に移動となりました。

一般参賀常連の方によると、皇居前の車両通行止めが行われる前に、移動が始まるのは、異例とのこと。

まずは、荷物チェックテント前に並びます。荷物チェック、そのあとセキュリティチェックを抜け、15レーンあるレーンに誘導されます。
私たち始発組は、大体1レーン目で1回目の参賀に加われました。

開門前の皇居前広場は、5万人の発表!
私たちは、大体4時間待ったことになります。

13時に東京駅に戻った時には、「今から行っても、参賀できません」とのアナウンス。

常連さんが、みんな簡易椅子と小説をもって、並んでいたことも納得です。

いろんな情報が出回りますが、宮内庁の発表を確認され、それよりも開始が早まったり、打ち切られたりすることを想定しておくのが、ベストです。

皇居の歴史的建造物は、貴重

皇居として「天皇陛下のお住まい」になったのは明治。それまでは、徳川幕府の城(江戸城)。
桜田門など、日本史にも関わる場所が多く残されています。

海外からの観光客の中には、手前の城にまだ住まわれていると想像している方もいらっしゃるようですが、実際は深い森の奥に宮殿があります。

江戸城の雰囲気を損ねることなく、ほぼ国産の資材で作られているという宮殿・御用邸が連なっています。

私たちが普段、歴史に触れられる場所は、皇居前広場のほか、北の丸公園や和田倉噴水公園など。

それぞれの門の石垣も味わい深く、そのほとんどは江戸時代からのもの。

外国の要人がいらっしゃると、東京駅丸の内口から馬車でお迎えをし、行幸通りを通って皇居に向かわれます。タイミングが良いと、馬車や、お迎えの車をお見かけすることもあります。

現代にまで、城や馬車など、その当時の文化が受け継がれて新しい街に馴染んでいる姿は、なかなか素敵なのです。


和田倉噴水公園は、江戸大名屋敷の土器が発掘された和田倉遺跡のあったところ。
江戸城の周りをどのような身分の方々のお屋敷があったのか想像するのも面白いですよね。

まとめ


※皇居を背に和田倉噴水公園につながるお濠。不審物がないかこの水面にもゴムボートに乗った警察官が…。

「一般参賀は、並ばずにテレビで観るもの」

今日行くまでは、そう思っていました。

実際、警備の方によれば新年の一般参賀のほうが、寒いところに人が集まるからまだ良いという話。
今日のような暑さだと、急病人も増えるので緊張感があるようでした。

気がついたら、昭和・平成・令和と三代に渡って生きています。

例えば海外の方に、「どうしてこんなに皇居周りは、壮観で静かで、みんなは天皇家を大切にするんだ?」と聞かれたら、正直なところわからない。

一般参賀で一般人が、列に並ぶ様子、祝う様子…

4時間も並ぶというのに、誰も文句を言わない。
無料で配られる国旗を取り損ねた私たち家族に、「3つくださいー」と叫んでくれて、手渡してくれる方。
天皇のお言葉の時に、あれだけシャッターを切り、旗を振っていた人々が手をおろし、あたりが静寂に包まれる。
お出ましになったお姿の輝きに、色々な雑念が吹き飛ぶ…。

説明になるようでならないのですが、すべてがまるく包まれるような不思議な心境…。

何だかんだ言っても、元気をいただける感動があります。
形が変われど、昔から揺るぎない日本人の国民性を最も感じられる瞬間だったかもしれません。

今度、先ほどの質問に接したら、「日本を一番感じられるところ」と答えるかもしれません。

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