実家の片づけをやってみました①

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お正月だから話し合いのチャンス

整理収納アドバイザーの大先輩、古堅純子さんが書いた本を読みました。

 

うわぁ~~タイトルに「定年前からはじめる…」って書いてあるのに、定年して何年経ってるんだ?うちの実家???

田舎に親がいますが、夫の親、私の親共に住まいが遠いため、週末にちょっと行って片づけを手伝うというわけにはいきません。

まだ身体が動くうちに、少しずつ片づけをしてみないかと声を掛けてみました。

実は、私が資格を取って変化にかなり驚き、母は終活を始める!と喜びました。食器など自分の好きだったものを処分しはじめたそうです。

問題は、父…。
すぐには乗り気でなさそうな雰囲気。

そこで、帰省した時に、父の書斎になっているパソコン周りのものの使用具合を尋ねてみることにしました。

「これ、どれくらい使ってる?」
「ん~、何年も使ってないなぁ」

「これは?」
「いつか使うだろうと思って、おいてある」

「この本は読んでる?」
「読んどらん…」

父もどうやら、使ってないものばかりに囲まれていることに、うっすら気づき始めているよう…。
帰る前日、キャビネットの寸法を測り、私が用意できるものは後日送るとして、片づけ手順を書きのこして、帰宅の途につきました。

私がいつも帰省した時は、ちょっとモノが動いただけで「お前が帰ると、すぐ物があちこちに散らばって、わからんようになる」と言われたキャビネット…

そう、父しかわからない並び方なのです。

皆が使うものを皆にわかるように置くのは、ごくごく当たり前のように思えますが、そこに個人の価値観が加わると、「みんなもわかるはず」となってしまう…。

そこで、「今まで片づけできなかった私が言うのはナンだけれど、「プロ」としてアドバイスさせてもらうね」と伝えました。

肉親の片づけをするのは、大変難しいです。どうしても意地がぶつかります。
だからこそ、他人である整理収納アドバイザーに依頼する人がいるのだろうと思います。

ただ、今回一つ違ったことは、私もアドバイザーに徹してみたことと、父もアドバイザーの私を少しばかり受け入れてくれたことでしょうか。

父のこだわり、母との関係、親子としての在り方…すべてがアドバイザーとして接してみると、まるで違った感覚でモノを見ることができるようになる…。

アドバイザーになった大きな収穫だなと思いました。

今日、「全部棚からモノを出したら、疲れたわ」と父からの電話。
まだまだこれから片づけは続きます。

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