自分で椅子は張り替えられるんです
お気に入りの椅子は、不本意ながら、いつも美しく保てるとは限りません。
せめて素敵なカバーに張り替えられたら…と恐る恐る解体して終わった前回です。
いよいよ、張り替えていきましょう。
大体の仮止めを先にする
角っこに、沢山のひだを寄せますので、その前に、広い面を大体4か所タッカーで仮止めします。
しっかりピンと張って行ってください。
角にひだを寄せながら、留める
この時に、ご覧いただいてわかるように、内側にまわる布量が多いので、浮かないように沢山留めた方が落ち着きます。
もし、表にまでヒダが響いてしまうようなら、思い切って角をやや短めにカットしてから、留めてみてください。
このあと、底布で隠すので、しっかり内側で留めていきます。
ビスの位置を確認しておく
目打ちなどで、ビスが入る場所を、タッカーで全て留める前に、確認してください。
布が透けていても透けていなくても、結構わかりづらいです・・・💦
その後、1㎝おきに、タッカーで端から5ミリくらいのところをぐるりと留めます。
いよいよ完成です
全てのタッカーの針を打ち終わったら、ビスで留めていきます。
ビス止めは、座面が動かないようにしっかり留めます。
完成です!
キットもあるらしい
あれこれ、揃えるのが大変!という方もいらっしゃるかと思います。
それも1脚でないとなると、どれくらいの量になるかも想像しづらいですよね。
色々探していたら、下のようなものもありました。
椅子張り替えキットセット自分でDIY 材料3脚分F 合皮8色有(在庫品) 張替手順説明書付
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それから、タッカーを打つときに、ウレタンが動いてしまうのが心配だという方は、スプレー糊で、仮接着してみてはどうでしょうか?
布の雰囲気次第で、イメージ一新
ここまでの張り替え行程をマスターすれば、布の選び方次第で、お部屋のイメージを変えることも出来そうですね。
例えば、小さなお子さんがおられたりすると、汚れが染みにくい、ツルっとした素材を選んだりすることもあるかと思います。
そのお子さんが大きくなられたら、思い切って、素材をチェンジするのも楽しいと思います。
また、引っ越したことによって、これまでのお部屋の雰囲気と違ってしまった…となれば、家具を変更するよりカバーで変化をつけることも可能ですね。
そんな時は、実際に家具屋さんにあるカバーの見本をご覧になってみるのも良いと思います。
その素材が何か?
どこで扱っているか?
サンゲツなど、カーテンや家具ファブリックを扱っていて、定評のあるメーカーなどでカタログを見たことがありますが、かなりバリエーションがあり、夢が広がりました。
実際に、内装生地を扱っている店舗でも購入することは可能でした。
サンゲツ 椅子生地 フィヨルドフィール (UP8072/UP8073)
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張り替えの時の注意
素人の私がやった時に感じたことを書いておこうと思います。
針の取り外し
もともと打ち込んであるタッカーの針を外すことに、最初はかなり苦戦します。慣れるとスピードがあがります。
リムーバーを使ったり、マイナスドライバーを使ったり…。無理をせず家族の協力のもと、安全に行ってください。
もともとの姿を撮影しておく
全部勢いよく外したはいいが、さてさて、どういう風に留めてあったのか?
これは、やってしまいがちなミスです。
ビスを外す前、ビスを外した裏座面、底布を外した状態、座面布を外した状態、それぞれを写真に撮っておけば、たとえ失敗したとしても、原状復帰しやすくなります。
耐久年数を覚えておく
前回使った座面は、どれくらいで傷んだか?
使用頻度や、ご家庭の環境にもよるかと思いますが、もし同じ布を使用するなら、その布も同じくらいの時期に傷んでくるはずです。
布の値段と張り替え代金は釣り合っているか
自分でやるときに、心が折れなかったのは、布が思った以上に安く購入できたからです。
張り替え専門業者に持ち込んだ方が早かった…なんてことになったらキツイですよね。
因みに、張り替え業者に頼んだ場合、1脚5000円~10000円くらいまで幅広かったです。
見積もりを取ってみて検討するのも一つの方法ですね。
いかがでしたでしょうか?
解体してしまったわい!!やるしかない!!
そんな後戻りできない状況で、1脚やり、上手くいったので調子に乗り2脚目も仕上げてしまった次第です。
皆さんも、ぜひトライしてみてくださいね。
☆自分で椅子を張り替えてみよう~その1はこちらです。
ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
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