散らかる子どもの文房具を片づけたい
どうやったら、探し物がなくなるか?
どうやったら、きれいに片づけてくれるか?
いつでも、取り出しやすい方法はないか?
永遠のループのように、子どもの片づけを巡っては、試行錯誤している我が家です。
そして、大人が考える方法が良いとは限らないという現実
そこで、あれこれ考えず、いろんな方法を試すことにしました。
子どもの希望をヒアリング
とにかくまずは、立派な子どもの要望を聞いてみました。
すると、子どもが思う宝物・大事なものの基準と、
私たち親が思う基準がこうも違うかと思うこともしばしば。
なんでもない紙切れ、微妙な形の工作物、イラスト、何に使うのか謎の部品etc・・・(息子の場合)
いつまでもいつまでも捨てないものもあり、イライラすることもありますが、
ある一定の期限が過ぎれば、卒業するころがやってくるようなので、そこは、突っ込まず…。
ん~ここが一番難しいかもしれません。一緒に手伝う側にとっては。
そうやって、会話すると、新しい子ども像が見えるときもあるので、
ヒアリングは、ぜひやってみたほうがいいというのが、今回やってみた一番の収穫です。
取捨選択は、子どもにゆだねる
小学生ですと、それが毎日使うものか、年に一回なのか、
週一回なのかくらいの区別はつけられますし、
勉強のものなのか、遊びのものなのかの区別でしたら、もっと簡単にできそうです。
せっかくの機会なので、選択をさせてみました。
案外出来るもんですね。できないと思って、手を出していた自分を反省しました。
全体的に手を引いて、子どもの行動を観察してみることも面白かったです。
5Sを活用してみる
今や、多くの企業で活用されている5Sを、簡単な形で使えないかなと、試してみました。
トヨタ流改革は生産現場だけでなく事務部門や流通、サービス企業でも取り入れられています。「なぜなぜ5回」「かんばん方式」「ジャスト・イン・タイム(JIT)」と並んで有名なのが5Sです。「整理、整頓、清潔、清掃、しつけ」を指し、それぞれが職場環境を改善するうえで大切な要素です。
出典:日経情報ストラテジー 2009年8月号p.27
息子が大好きな鉄道・航空関係のテレビ番組を観ていた時に、工具を効率よく納める場面が出ました。
これは、生産効率を上げるだけでなく、すべての方がたちどころに、工具がわかる収納方法で、パズルみたいだなぁと我が家でも話題になりました。
その5Sでよく使われているマットがこちらです。
発想の転換!!!
マス目になって切れ目があるマットを、文房具の形にくり抜き、
そこに文房具を平面に並べて引き出しに入れるという方法です。
引きだしに入れなくても、マットがくりぬいてあるので、そのマットに戻しさえすればいいわけです。
探していて無かったハサミが何丁も見つかり、糊を補充し、
大事にしているハンダ(わが子的にマストアイテム♡)が1アイテム1個ずつ収まりました。
夢中で、マス目を考えてくり抜くのが相当楽しかったらしいです(笑)
これで、「どうしていつも無いの!!!」とガックリすることもなさそうです…。
片づけは、その人の性格にあう方法がある
お片づけについては、いろんな方が、いろんな方法を提案してくれています。
実は、私は5S管理シートは、どちらかというと、自分には少々難しいと思っています。
苦手なやり方かもしれないです。
でも、息子にはとてもハマりました。
これまで、私のやり方をあれやこれや押し付けていた私流に、
子どもがそぐわなくて、イライラしていたのも事実。
たとえ私流だったとして、それが、家族みんなにわかる方法なら、私流もまたアリ。
子どもに関しては、集中力が短い分だけ、短時間で効率よくできること、
自分でこれからも継続できることを考えると、子どもの考えを尊重したやり方を一緒に考えてあげることも大事だなと感じました。
ヒアリングで、子どもの趣味嗜好や、片づけしやすい方法をリサーチしつつ、
楽しく文房具を収納できればなと思っています。
いつまで続くか、ちょっと楽しみです。
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ナレーター29年
整理収納アドバイザー有資格
CM/VPのナレーション、
声・話し方・モノを整えるレッスンを行っている
とにかく好奇心が高じて、とことん試してしまう。
「喋り手」としては、
それを皆さんに伝えたくてしょうがない。
「生活を創造し、未来を創造する工房」というテーマで、
ジャンルにこだわらず、発信。
マニアックでオタクなんだけれど、
モノも声も「人生を変えることができるツール」
だと思っている
メカニックな夫と、
鉄道好きな高校生の息子と、埼玉で3人暮らし。
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