SCRATCHをやってみた!35(最初にゲームの説明する:”リスト”のセリフをしゃべる(2))

前回、”リスト”に入れた説明のセリフをしゃべる部分について、具体的にどのようにするか考えました。
今回は、それをスクリプトにしていきましょう。

前回、考えたことをまとめると次のようになります。

  • “リスト番号”という変数を使って、セリフを入れたリストの”セリフのリスト”から1つずつセリフを取り出します。
  • 表示時間は次の計算の結果だけ表示します。
    ([切り上げ▼]([([((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[0.2]))
  • “リスト番号”を1つずつ増やします。
  • 最後のセリフの手前まで繰り返すので、次の状態が true になるまで繰り返します。
    ((([セリフのリスト▼]の長さ)>(セリフ番号))ではない)

また、リストは1番から始まるので、”リスト番号”は 1 から始めるようにします。

前準備

(1)前回まで作成したスクリプトやスプライトを保存したファイルをダブルクリックして開きます。

(2)「スプライト1」になっていることを確認します。

(3)「スクリプト」になっていることを確認します。

右のウインドウを大きくする

このままでは、スクリプトを入れる右のウインドウが小さいので大きくします。
(4)上のメニューにある「編集」をクリックします。

(5)メニューの中の「小さなステージ」をクリックします。

(6)左のウインドウが小さくなり、右のウインドウが大きくなったことを確認します。

“リスト番号”を作る

変数の”リスト番号”を作ります。
(7)「データ」をクリックします。

(8)「変数を作る」をクリックします。

(9)”変数名”に”リスト番号”を入力します。

(10)「OK」ボダンをクリックします。

(11)”リスト番号”ができたことを確認します。

“リスト番号”を使う

(12)「[リスト番号▼]を(0)にする」をドラッグして、「[ゲームを始めるときは、”S”キーを押してね。すぐに始まるよ]を[セリフのリスト▼]に追加する」の下に持っていき、ドロップしてくっつけます。

(13)くっつけた「[リスト番号▼]を(0)にする」の(0)を 1 に変えます。

繰り返しを使う

(14)「制御」をクリックします。

(15)「<>まで繰り返す」をドラッグして、「[リスト番号▼]を(1)にする」の下に持っていき、ドロップしてくっつけます。

(16)「演算」をクリックします。

(17)「<>でない」をドラッグして、「<>まで繰り返す」の<>の中にドロップします。

(18)<[ ]>[ ]>をドラッグして、「<>でない」の<>の中にドロップします。

(19)<[ ]>[ ]>をドラッグして、「<>でない」の<>の中にドロップします。

(20)「データ」をクリックします。

(21)”リスト番号”をドラッグして、<[ ]>[ ]>の右側に持っていき、ドロップして入れます。

(22)”[セリフのリスト▼]の長さ”をドラッグして、<[ ]>[リスト番号]>の左側に持っていき、ドロップして入れます。

リストからセリフを言う

(23)「見た目」をクリックします。

(24)「[Hello!]と(2)秒言う」をドラッグして、「<>まで繰り返す」のC型の中に持っていき、ドロップして中に入れます。

(25)「データ」をクリックします。

(26)((1▼)番目[セリフのリスト▼])をドラッグして、「[Hello!]と(2)秒言う」の[Hello!]の所に持っていき、ドロップして[Hello!]と置き換えます。

(27)”リスト番号”をドラッグして、((1▼)番目[セリフのリスト▼])の(1▼)の所に持っていき、ドロップして(1▼)と置き換えます。

(28)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と(2)秒言う」になっていることを確認します。

文字数から時間を割り出す

(29)「演算」をクリックします。

(30)([平方根▼](9))をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と(2)秒言う」の(2)の所に持っていき、ドロップして(2)と置き換えます。

(31)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([平方根▼](9))秒言う」の([平方根▼](9))の”▼”をクリックしてメニューを表示します。

(32)メニューの中から「切り上げ」をクリックします。

(33)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼](9))秒言う」になっていることを確認します。

(34)([ ]*[ ])をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼](9))秒言う」の(9)の所に持っていき、ドロップして(9)と置き換えます。

(35)([world]の長さ)をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([ ]*[ ]))秒言う」にあるの([ ]*[ ])の左の[ ]の所に持っていき、ドロップして入れます。

(36)「データ」をクリックします。

(37)((1▼)番目[セリフのリスト▼])をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([([world]の長さ)]*[ ]))秒言う」の[world]の所に持っていき、ドロップして[world]と置き換えます。

(38)”リスト番号”をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([([((1▼)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[ ]))秒言う」の((1▼)番目[セリフのリスト▼])の(1▼)の所に持っていき、ドロップして(1▼)と置き換えます。

(39)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([([((1▼)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[ ]))秒言う」の([((1▼)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[ ])の右側の[ ]の中に 0.2 を入れます。

(40)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([([((1▼)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[0.2]))秒言う」になっていることを確認します。

“リスト番号”を1つずつ増やす

(41)「[リスト番号▼]を(1)ずつ変える」をドラッグして、「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と([切り上げ▼]([([((1▼)番目[セリフのリスト▼])]の長さ)]*[0.2]))秒言う」の下に持っていき、ドロップしてくっつけます。

最後のセリフを言う

(42)「見た目」をクリックします。

(43)「[Hello!]と言う」をドラッグして、「<>まで繰り返す」の下に持っていき、ドロップして下にくっつけます。

(44)「データ」をクリックします。

(45)((1▼)番目[セリフのリスト▼])をドラッグして、「[Hello!]と言う」の[Hello!]の所に持っていき、ドロップして[Hello!]と置き換えます。

(46)”リスト番号”をドラッグして、((1▼)番目[セリフのリスト▼])の(1▼)の所に持っていき、ドロップして(1▼)と置き換えます。

(47)「((リスト番号)番目[セリフのリスト▼])と言う」になっていることを確認します。

ここまでの内容を保存しておきましょう。

保存する

(48)「ファイル」をクリックして、「名前をつけて保存」をクリックして、適切なファイル名を付けて「OK」ボタンをクリックします。
  (今回は”10歩歩く、跳ね返る、背景、最初に回転は左右、コウモリ追加と動き、同時開始、猫鳴く、BGM、コウモリ小さく、セリフを言う、ちょっと待つ、位置調査、猫とぶ3、ぶつかったら鳴き点つく2、制限時間2、説明3.sb2″としました。)

今回はここまでにしましょう。
次回は、メッセージを受け取る部分と”S”キーが押されるのを待つ部分を作っていきます。
では次回をお楽しみに。

☆前回はSCRATCHをやってみた!34でした。
☆次回はSCRATCHをやってみた!36です。

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