初心者が選ぶ高尾山登山コース

作者日記
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高尾山は、手軽に登れる山なの?

学生時代、高尾山が臨めるところに住んでいたというのに、初登頂はつい先日…。
それまでの間に、高尾山はフランス・ミシュラン社が発行するミシュランガイド☆☆☆(最高評価)を得ました。

そのためか、周辺もかなり整備され、『日帰り登山』の手軽さもあり、現在は、世界で一番登山客が多い山となったそう。

とても身近な山に感じている山ですが、初心者は、無事、登頂できるのか?!

ミシュランガイド・・・・

ならぬ

ミシラヌガイドです笑

どんな時間配分が適当?

わき目も振らず登頂する場合は、1時間ちょっとと聞いていましたが、家族で登る場合も考えて、所要時間を2時間としました。
初心者におすすめの一号路でのペースだとお考えください。

まず山頂でおにぎりを!と考えるなら、午前10時には、京王高尾山口駅についておきたい。


建築家隈研吾のデザインで2015年にリニューアルした駅舎。屋根が特徴的!

京王高尾山口駅へは、ゴールデンウィークは新宿から特別号が出ていました。


(特に疲れを引きずりながら乗り換えして帰るなら、帰宅便だけでも考えても良さそうですね。)

ついでに、京王電車+ケーブル・リフトの往復券を買うと2割引きになるそうです。

駅を出て、右手の登山口に続く道から歩くこと約5分。
ケーブルカーと、リフトの乗り場があります。


ケーブルカーは日本一の勾配(傾斜角)を誇るため、リフトもなかなかの眺め。高所恐怖症の方は、ケーブルが無難?!

ビギナー、お子様連れは、迷わずこの2つの乗り物を利用すると良いなと思います。
リフトが12分、ケーブルカーは6分乗ります。
行った日は、ゴールデンウィークの4月28日。リフトは、待ち時間15分でした。

実は、この待ち時間より、行く手を阻むのは、7つある『茶屋』の美味しい香りだったりする笑


茶屋に行くなら、テラス席が素晴らしいこの茶屋。
この誘惑を感じつつ、薬王院にお参りしながら行くと、ちょうど2時間で登頂できました。

パワースポット・高尾山

高尾山は、富士山からの風を直接受けられる吉方にあります。
そのようなこともあり、昔から信仰の山として登山する方も多かったようです。

途中には、六根清浄(人間に備わる五感と一つの意識を清める)の像があり、それぞれ思い当たる石を撫でながら歩く人も多くいます。

私は、特に耳・舌・鼻の像を念入りに!!

そして、根がタコのように伸びた樹齢450年のたこ杉の横にもたこの像
開運のご利益があるということで、杉を触る人が多かったのですが、保護のため、この蛸像が代わりを果たしています。

男と女の分かれ道・・・男坂と女坂の交差点に差し掛かります。
男坂は、煩悩の数と同じ108段の階段。女坂は、坂道です。(ベビーカーの方、小さなお子さんには、女坂がオススメ)

ここで、煩悩まみれの私は、男坂をチョイス。

苦行はこれでは済みません。登りきると『苦抜け門』とかいた輪くぐりが見えます。
くぐりたくなるのですよ、これが。

くぐると、階段がまたあり、仏舎利塔まで登る羽目になる。
ここで、相当皆さん、荒い息をされていました。

でも、西国巡礼をしたのと同じようなご利益がもらえそうな仏舎利塔を後にして、さらに進むと、薬王院が見えます。

薬王院は、川崎大師、成田山新勝寺と並ぶ関東三大本山として名高く、744年に開かれています。
古くから天狗様を祀っていて、真っ先に目に飛び込んでくるのは、天狗像!

この境内には、たくさんのパワースポットがあります。
列をなしていたのが、願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)と大錫杖。


願いを込めながら輪をくぐった先には、輪がさがった塔があり、それを棒で鳴らします。

この願いの輪の向かいには、金運の像。
その隣は、縁結び…。

合格祈願で有名な「置くとパス」する蛸の木像。
持ち上げると結構な重さです。

 

ご本尊が祀られる本殿の両サイドは大きな天狗様のお顔。

そして、なんといっても山頂に登頂したご褒美は、この富士山の眺めと富士山からの清々しい空気!

初心者に適した登り甲斐のある山

ケーブル山上駅にあたる高尾山駅には、ビアガーデンもあり、油断すると、こちらを攻めそうなのですが、まずは登りきることを目標に山頂を目指してほしいところ。

また薬王院で、うっかりゆっくりしてしまうと、後に続く山道がつらくなる。特に奥院に続く階段などは拷問です。

※薬王院をお参りせずに、山頂を目指すコースもあるので、階段を避けたい方はそちらをチョイス

身体が重くならない休み方(水分を取りすぎるとか、食べ過ぎるとか…)で、山頂を極めたら、いざ下山。

高尾山駅には、見晴らしの良い展望台があるので、そこで最後に関東の景色を独り占めしてから、ケーブルやリフトに乗り、帰路へ…。

ここで、相当足に来ている人は、登山口駅にある、極楽湯に入ってでも、疲れを取った方が良い!私たちは、ここに行かなければ、帰れないと思いました笑

初心者に、「登山してきたよ」とドヤ顔で言わせることができそうな山。
「大渋滞するから、孤独でない山」
「ゴミのないクリーンな山」

それが、高尾山!

ゴールデンウィークの登山は、山のようで、山でなかったです。山頂は、原宿でした笑
そして、599メートルをナメてはならぬ…。
何日か筋肉痛があったので、個人的には、トレッキングポールを用意していけば良かったと少々後悔…

景色は、本当に素晴らしかった!!

ミシュランの山、ミシラヌ初心者が登ったら、こんな感じです。
春~秋までベストシーズンが続く、高尾山。ファミリーで楽しめる山でした!
 

高尾山の季節の情報や、リフト・ケーブルの運行についてはコチラ

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