ファスナー端布を革で仕上げるオシャレ度アップな工夫

ハンドメイド
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ファスナーの処理が苦手だけれど、オシャレにしてみたい

洋裁や革細工をしていて、良く話題になるファスナーの処理。
ファスナーは、奥が深いのかも知れませんが、コツや用途を覚えていくことによって、
大きなランクアップ作品が出来上がります。

ファスナー自体を縫うことはともかくも、一度出来上がったものや補修のつもりで、端布に注目してみませんか?

今回は、ミシンは使わない革で端布を作るお話しです。

ファスナーの端に革をつける手順

①革を型紙通りに裁断する

今回は、3㎝×6㎝の大きさの厚紙方眼紙で、型どりし、裁断しました。
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裁断の際は、よく切れる別たちや、はさみで裁断します。
革はヌメ革を使っています。

②ファスナーを細く折りこむ

ここで、裏技!両面テープを使い、ファスナーを細くしてしまいます。
両面テープは、布用の3㎜を使いました。



この両面テープは、ものすごく便利で、普段しつけ糸をつけづらいところにも大活躍です。私はほぼしつけはせず、テープかクリップ(笑)

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端っこに、ファスナーの歯が少しだけ残っています。
この歯はペンチなどで引っ張ると取れますが、あまり頑張りすぎて布を傷つけないように、気をつけて外して下さい。
ちょっとファスナー端布がモコモコしても構わないなら、歯が残っていてもいいのですが、気になる方は頑張って外しておきます。

③革用ボンドで革を貼りつける

二つ折りにして、端から包む感じで、革を貼りつけます。
今回は、革用ボンドで貼りつけてみました。



このボンドは、スーパーなどでも手軽に手に入るボンドですので、重宝します。

次に※菱目打ちで縫い目の穴をあけます。
そして※平縫いで留めていきます。

④革の端をやすりで整えていく

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実は、このヤスリ、ネイルで使っているエメリーボードというヤスリです。適度なしなりがあり、細くて大変使い勝手が良いので、ついつい革にも登場させてしまいました。
紙やすりで、5本ほど入っているもので、180番あたりだったと思います。
もちろん、100均などでも手に入る紙やすりで十分ですよ。

⑤端を磨く

磨く工程などなど、※手帳型スマホケースの作り方のページでご紹介をしておりますので、詳細は省略しますが、トコフィニッシュでしっかり磨く⇒塗料(透明)⇒再びトコフィニッシュで磨くの順でやってみました。

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出来上がりはこんな感じになりました!
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このカンケン風バッグは帆布で作ったのですが、本来は、共布でファスナー端布を作ればよいと思います。
でも、帆布にミシンをかける時、厚いとちょっとグチャっとなりそうだなと思ったので、ちょっとワンランク、オシャレな雰囲気になりそうな予感がした革にしてみました。

ファスナーは、引手の飾りを革にしてもオシャレになるし、なかなか面白いヤツです(笑)
その前にファスナーをきわめてみたいという方には、有難いファスナー本が出ています。

ファスナーのつけ方おススメの本

こちらの2冊があれば、まずファスナーをつける感覚がつかめます。

ファスナーとジッパーの違いや部品の名前

ファスナージッパー
どっちが本当なの?

基本同じです(笑)

ジッパーは、ファスナーを閉める音がzipなので、どうやらそこから来たようです。

ファスナーを下げるアレ、何て言う名前だっけ???
ファスナー下げるところ・・・でいいんではないの?

スライダーと言います。

最近は、スライダーだけ別売りをしていて、付け替えて楽しめます。
名称を覚えておくと、壊れた時にも便利かも知れませんね。

・・・というわけで、手芸の分野でもえらく小さな分野(ファスナー端布)に注目してみました。お役に立てれば幸いです。
ヌメ革も使って、味が出てくるといいなぁ・・・


ファスナーを使った作品のページとしては、ワイヤーポーチのページがよく読まれています↓

※は、過去のページでご紹介しております。
革の縫い方・・・レザークラフトで手帳型スマホケースを作ってみよう~その3
革の端を磨く・・・レザークラフトで手帳型スマホケースを作ってみよう~その2

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